ヨーロッパ自転車旅行記 その二十五
9/10 停滞
ベルンを観光する。相変わらず都市の観光はよくわからない。
とりあえず駅へ行ってみる。なかなか開放的だ。この近くの建物の一階部分はアーケードになっていて、お店がずらりと並んでいる。ここのアーケードは欧州一長いとのこと(6km)
旧市街は世界遺産に登録されているらしいが、どこからどこまでが旧市街なんだろう。
熊の像は多い。ベルンの名前は熊(Bär)からきているようだ。ちなみに熊公園もあるが、行かなかった。カナダで野生のを見たし。
大聖堂もある。日本語ではDomもMünsterも大聖堂と訳されている。何が違うのか調べてみたら、Domは司教がいる大聖堂で、Münsterは修道院あるいは司教区に属する大聖堂となっている。修道院や司教区は司教が管轄していたから、力関係でいえばDomのほうが上なんだろうか。
入り口の上にあるのは『最後の審判』のレリーフ。神から見て右側が天国で、左側が地獄になっている。勉強したことが少しだけ役にたった。
内部は撮影禁止だったのが残念。それにしてもすごい建築で圧倒された。これは1421年に作られたようだが、その時代にこんなもの見せ付けられたら皇帝やら司教やらの力を信じざるを得ないというか。ステンドグラスにはさまざまな聖書の場面が描かれていたが、『キリストの洗礼』と『東方三博士の礼拝』くらいしか分からなかった。
表にある像は、ⅠからⅩまでが書かれた石版を持っているからモーセだろう。
時計塔。かつてこの近くにアインシュタインが住んでいたらしい。それにしても、時計塔が名所となっている観光地は結構多い気がする。何でだろう。
雨が降り出したのでテントに撤収。宴会をする。スーパーで安売りしていた生ハムが旨かった。