ヨーロッパ自転車旅行記 その二十一

9/5 Grimsel〜Lutschental 85km


 夜は冷え込むかと思ったが、それほどでもなかった。昨日あれほど寒かったのは、放射冷却だったからだろうか。


 静かだ。



 朝一の峠下りは身体が冷える。寒い。


 少し下ったところに原発があった。管理がずさんなのはどこの国も一緒だなあ。

 原発近くの湖でセシウム検出、10年以上汚染水排出か スイス


 直線のながーい下りがあって、自己新記録の70kmが出た。怖い。自転車は重いが、制動には問題なかった。Vブレーキの制動力すごいな。


 Meiringenからは裏道を走る。信州あたりでよくありそうな風景だ。「日本のスイス」という言い方があるのだから、「Shinshu in Europa」と呼んでもいい気がするが、そんな呼び方は見当たらない。「東洋のマッターホルン」と呼ばれる大源太山も、むしろマッターホルンをこそ「西洋の大源太山」と呼ぶべきではないだろうか。


 どうでもいい・・・



 Brienz湖の近くでは、アップダウンが多くて苦労した。10%くらいあるな。




 Interlaken到着。日本語は優遇されています。「お土産あり」の看板も多かった。


 ここからGeindelwaldまでルートがあるらしく、看板に沿って進んでいく。が、ぐるっと回って戻ってきた。12kmほど遠回り。この辺は入り組んでいるので分かりにくい。スイスの自転車道は番号わけされているので、それをしっかり確認してから走らないと迷う。


 本当は今日中にグリンデルワルトに行きたかったけど、無理だった。まだ400mほど登らなければいけない。というわけで途中でキャンプ。


 ここも悪くないキャンプ場だ。 



 自炊はこりごり。



 夕方には少し晴れ間が見えてきた。