ヨーロッパ自転車旅行記 その十六

8/31 St.Valentin〜Zernes 60km

 目覚ましが鳴る前に目を覚ます。今日は少し雲がかかっている。






 Glorenzaを通過。アルプスの中で最も小さい町として認定されている。




 国境まで自転車道が続いている。傾斜はきつめ。




 スイスとの国境には検問所があった。すごい自転車の量だ。イベントをやっているのだろうか。みんなどうやって通過しているのかをしばらく観察してみる。何もせず走り抜けているだけか。
 さらばイタリア。…もう来ないんだからねっ!


 国境近くのATMでスイスフランを下ろしておく。スイスではカードが全然使えなくて困った。通貨も違うしやりづらい。一応ユーロも使えることが多いが、レートは悪い。


 Ofenpassは登り始めから眺めがよく、高揚してくる。大量に下ってくる自転車を尻目に登っていく。
 しばらく走ると、下ってきた自転車に突然「イリーガル!!」と叫ばれた。違法?なにが?よく分からないが、登り側に自転車がいないし、今日は登り側が車道を走ってはいけない日なのかもしれない。脇に自転車道があったのでそっちを走ってみる。
 しかしどこに続いているのかよく分からなくなってきたので、車道の戻る。すると、登ってくる自転車もちらほらいた。結局なにが違反だったのか・・・。やつはイリーガルマンと命名しておこう。


 最後の登りの手前で膝が痛くて漕げなくなった。応急処置にトクホンチールを塗ってみると、意外と楽になった。登りばかりだからやっぱりヒザに負担かかってるんだろうなあ。


 オーフェン峠(2149m)に到着。疲れた。




 ここからZernesまでは下りかと思っていたのに、下ってからまた登り返しがあった。これは着けないなあと思って、野宿することにした。眺めはいいけど、場所的にはイマイチだった。