ヨーロッパ自転車旅行記 その十一
8/25 Bolzano〜Siusi 50km
ハンモックに揺られる。これぞハンモックだ。この前は墜落していたからなあ。朝は雨だったので、フライの下で朝食。なかなか便利だ。
ロンコロ城。内部には『トリスタンとイゾルデ』や『アーサー王と円卓の騎士』のフレスコ画があるらしい。行けばよかった・・・無知とは恐ろしいものだ。
トイレに行きたくなったが、有料だった。公衆トイレが有料な所は多い。小銭持ってなかったらどうするんだろう。トイレにお金を払うというのは日本人としては許せないので、レストランに入って飯を食べる。
余談だが、自転車道脇で立ちションをしている人はけっこういた。ヨーロッパ人にはがっかりである。まあ公衆トイレ自体が少ないから仕方ないが。
ボルツァーノは自転車の町を自称しているだけあって、なかなか立派な自転車道が東西南北に伸びている。
しかし、標高は200mくらいしかないので、どちらへ向かっても登ることになるだろう。ここから一気にガルデーナ峠へ向かえば、その標高差は2000mを超える。
ガルデーナ峠は行っておきたいのだが、どうも天気は悪そうだ。とりあえずSiusiのキャンプ場で様子見かなあ。
途中で「世界遺産 ドロミテ」の看板を発見。ドロミテって世界遺産なんだっけ・・・?この時点で嫌な予感がしていた。
「一泊23ユーロだ」
提示された料金はやはり20ユーロを超えていた。これだから世界遺産は嫌なのだ。金の亡者どもめ。しかし雨も降り始めていたし、考えるのが面倒だったので、予定通り三泊することにした。明日は雨。明後日に晴れれば峠をピストンしようという算段であった。
本当は今日Bolzanoで買出しをしておきたかったのだが、あいにくの日曜日である。明日バスで行こうかな。