ヨーロッパ自転車旅行記 その八

8/22 Innsbruck〜Judenstein 50km

 無事に落ちることなく眠れた。もちろん落ちる夢は見た。飛行機が墜落する夢も見た。しかしよく見てみると、少しだけ背中が地面に着いていた。もう少し高めに張らないといけないのか。


 スーパーで飲み物を買う。ボトルケージに合うペットボトルを探しているのだが、なかなか見つからない。結局最後まで見つからなかった。ヨーロッパに行くときは日本からボトルを持っていくべし。
 

 天気よし。


 Volsの町並み。


 Innsbruck


 こういう木の橋が多い。


 Innsbruckから南下するのだが、ここから直接南に向かう自転車道はなさそうだった。Halsのほうへ少し遠回りするとありそう。ということで、Halsに向かったが、自転車道はなかなか見つからない。仕方がないので車道を走っていく。しばらくすると「Bikeroute」という看板があった。別に自転車専用道があるわけではなく、自転車が走りやすいよというくらいの意味なのだろう。

 
 ヨーロッパの自転車道は、もちろん自転車専用の道もあるのだが、交通量の少ない裏道を走るようなコースになっていることも多かった。これはイメージしていたのと違っていたが、よく考えればこれでも十分である。いちいち専用道を作るのも大変だろうし、今あるものを有効に使うのは合理的だ。そして、自転車道とされている車道を走っていて、車に恐怖を感じることはなかったし、トラックとすれ違うこともほとんどなかった。よく考えられていると思う。看板を設置するだけだし、日本でもできそうだけどなあ。


 というわけで峠越え。


 あの山綺麗だな。こんなに白く見えるのが不思議だ。




 眺めがいいし、静かそうなので、この辺にあったキャンプ場で泊まる。7.5ユーロ。夕焼けに染まるかなあと思ったが、こっちは東側なので
いまいち。