奥多摩 シダクラ沢 単独遡行
ボルダリングジムでだんだん登れるようになってきたので、外に登りにいきたいなあと思っていた。暑くなってきたし沢登りにはちょうどよいので、簡単そうなシダクラ沢に行くことにした。初めての単独遡行。
実は二年前に一度登ったらしいのだが、記憶には全然ない。登った後でもまったく思い出せない。
奥多摩はなかなか遠い。ホリデー快速がないとかなり時間がかかる。気がする。奥多摩駅で9:40のバスに乗り込む。TVのロケがやっていて、ココリコの田中さんがいた。
バスに乗っているのはお婆さんが一人だけ。休日だとすごい混んでいるのに。惣岳で下りたら「こんな所でいいんですか?」と運転手に言われた。「ロケは鍾乳洞でやるらしいですよ」とも。余計なお世話である。やっぱTVで放送されるとお客さんの数はかな違いますね、なんて言っていたが、TVの集客なんてほんの一時的なものじゃないか。
F1の辺りに下りた。せっかくだから出合いも見ておこうかなと、普通の靴で下りていったら滑ってどぼん。出鼻をくじかれる。
F1も登ろうとしたが、身体が温まっていないし、水も冷たいので諦めた。取水提の滝は下部だけ登った。
今回は練習のためなるべく巻かずに水流沿いを忠実に登ることにする。そして、遡行図もほとんど見ずに、自分で考えて登った。必要のないところでもへつってみたりもした。以前よりは登れるようになったので楽しい。沢登りってこんなに楽しかったっけ。
2段6mは左の水流沿いを行く。最後乗り越えるところはホールドがないけど特に問題なし。
特に危険を感じることもなく、さくさく進む。
二股は右へ、奥の二股は左に入って、すぐ左の尾根に取り付く。つめはやぶがないけど急坂。
狙い通り1128辺りにつめ上がる。ふぅ。
奥多摩湖を見下す。
下りは退屈でたらたら歩いた。
バスを待っていたのが反対側で、あやうく逃してしまうところだった。
単独遡行は事故が起きたら大変そうだけど、何もなければそれでよし。一人で行くのは新鮮で楽しかった。