平塚晶人『2万5000分の1 地図の読み方』

 登山をする人なら誰しも、2万5000分の1の地形図を持ち歩いているはずだ。しかし地形図は記号の塊で、読み方を知らなければ持っていても意味がない。地図は見るものではなく読むものだ。

 
 昔先輩に少しだけ習ったが、そのときはいまいち理解できず、そのまま放置していた。しばらくしてからやはり読めたほうがいいだろう、ということでこの本を買った。現在はそれなりに読めるようになったと思う。

 
 この本には別冊の冊子が付いていて、そこに書かれた実際の地形図を読みながら勉強できるのがいい。読み方を知ると、地図を読むのが楽しくなる。あとは実践の中で、もっと技術を向上していきたい。