オーストラリアツーリング その十

3/6 Nanutara 〜BC 105km

 不味い水を汲んで出発。流石にあんなに高い水を買っていくわけにはいかない。

 これは何ていうトカゲだろう。


 屋根付きベンチで昼寝。今日はやけに眠い。


 道端で座って休憩していたら、冷たい水を分けてくれた。不味くて温い水など飲めたものではないので、生き返った。


 RAまで行こうと思っていたが、途中に良さそうな場所があったので、幕営。どうせ明日はRHで泊まらなければならないのだし、ここで十分だろう。焚き火をしようかと思ったが、あまり良い木がなかったし、道路から丸見えなのでやめておこう。


 外でマットを敷いて寝ていたら、突然腕が痺れた。何か毒にでもやられたかと思い、寝ぼけていたこともあって、叫び声をあげてしまった。この時ばかりは本当に死んだかと思った。幸いただ単に痺れただけであった。その後は大人しくテントに戻って寝た。



3/7 BC〜Fortescue River RH 60km

 結局テントに戻った後は暑くてよく眠れなかった。朝は蝿の羽音で目覚める。嫌な目覚ましだ。テントの中で調理をしていたら、完全に蒸し風呂状態だった。


 Fortescue River RHに到着。ここは品揃えも良いし、安い。どこぞのRHとは大違いだ。


 ハンバーガーを食べていると、おじさんが話しかけてきた。彼は自転車でヨーロッパ一周をしたことがあるらしく、その時の話を少しだけ聞いた。時々ドイツ語まじりに話すが、理解できた。


 テーブルで寝ていたら「大丈夫か?」と起こされた。雑談して、「ダーウィンまで自転車で行くんだよ」と言うと、「すげえな、頑張れよ」と言ってくれた。今回の旅はたくさんの人に応援されているなあ。

 

 キャンプについて聞くと、「CPでは最近蛇が出てるからキャンプは出来ないんだ。ちょっと先にRAがあるからそこ使いなよ、『受付なし』でね」と言われた。

 キャンプ禁止の看板があったが、許可をとったのだから問題なかろう。水は買わなければいけないけど、明日の行動分だけあればいいのだから、大した問題ではない。


 流石に白昼堂々とテントを張るのはまずいので、時間つぶしに川で洗濯をする。ヘッドネットを被った男が川で洗濯をしているというのは、傍から見れば奇妙な光景だったことだろう。

 何か落書きをされている。

 
 ゴミ箱がなければいい絵なんだけど・・・


 東側に再び雷雲。雷が綺麗だ。