オーストラリアツーリング その六

2/25 Dolphin resort Monkey Mia 60km

 荷物をデポして、Monkey Mia に向かって走り出す。荷物がないと走りが軽い。綺麗な朝焼けを眺めながらだと、心も軽くなる。

 予定通りの7:30に到着。思っていたよりもたくさんの人が居る。海を見て物思いにふけっているうちに、イルカが現れた。みんながぞろぞろと波打ち際に移動すると、イルカも近くまで寄ってきた。


 こんなに近くで見られるとは思っていなかった。

 希望者(全員ではない)は魚をあげることができる。


 ミニシアターがあったので、そこで休憩。高いから止めておこうと思っていたが、クルージングに参加してみることにした。こんな所滅多に来れないしなあ。


 ガイドは陽気な人で、バンバンジョークを飛ばしてくる。ジョークぐらいなら分かるようになったけど、解説はやっぱり分からない。

 すぐに野生のジュゴンが現れた。もちろん見るのは初めてだ。「あっちだ、こっちだ」と言われる度に、その方向にジュゴンが浮いてくる。何で分かるのだろう。


 Blue Lagoonという水上ハウスで、パールの解説を聞く。一度採取した貝でも、特殊な玉を入れると2年後には再び採取できるらしい。


 その後、なぜか展覧会が開かれた。このタイミングで買う人間はいるのだろうか。



 陸に戻った後、カフェでハンバーガーを食べる。


 こっちきてからはハンバーガーばかり食べているな

 ここもお洒落なカフェだ。しばし休憩したらDenhamに戻ろう。
 



 スーパーで買出しをして、テントの外で日記をつけていると、「一緒に飲まないか?」とデンマークから来た若者2人に誘われた。

 PeterとLasse


 Beatlesの『Here Comes the Sun』をBGMにビールを飲む。買っておいたビールは全て飲んでしまったので、パブへ行った。

 パブにもあまり人はおらず、閑散としていた。
 「しけた町だな」とPeter。そりゃそうだ。こんな辺鄙な町はなかなかないぞ。ハイシーズンならもっといるのだろうけど。

 人生二回目のビリヤード。全然うまくいかなかった。これが上手いと格好いい。

 他に2人が加わって雑談が始まったが、ネイティブ同士の会話には全く入っていけない。聞いてるだけで精一杯だ。


2/26 Denham〜BC(Overlander手前) 130km

 朝食はリンゴのみ。ここからOverlanderまでは来た道を引き返す。快調に飛ばすが、昼頃には暑くてダウンした。

 木陰で爆睡する。1時間以上眠っていたようだ。行きはそれなりに苦しかった気がするが、帰りは楽に感じた。多分風向きのせいだけど。

 Hamelin Poolに寄り道。Stromatoliteを見に行く。

 保護のために桟橋が設置されている。



 これがStromatolite。彼らは1cm成長するのに30年もかけるほど、ゆっくりとした時の中で生きている。


 ここにもCPがあり、とても良い雰囲気だったので泊まってみたくなったが、もう少し進んでおきたかったので断念。

 行く手に雨が降っているのが見える。


 雷鳴も轟いていたが、しばらくすると少し晴れてきて、大きな虹が現れた。それがちょうど道路を真ん中にしてかかっているので、まるで虹の門のようだった。

 Denhamはとても良いところだった。でも道路が閉鎖されなければこっちには来なかった筈だ。そう考えると運が良かったのかもしれない。

 その夜は初めて焚き火をした。北のほうはまた雷が酷い。大丈夫だろうか、この先は。