オーストラリアツーリング その四

2/19 Kalbarri 観光

 新聞の天気予報を見せてもらう。北にハリケーンがいたようだが、西へ逸れていきそうだ。

 「今日はクルージングに行くけれど、一緒にどう?その後で国立公園に連れて行ってあげるよ」
 「お供します」

 ということで、案内していただくことになった。
 まずは、クルージング


 中央に小さく見えるのがカンガルー


 ガイドが乗っていて解説してくれるのだけれど、早口すぎて所々分からない。勉強が足りないな。


 ここで、道路が閉鎖されているという情報が入ってきた。ハリケーンの影響だろう。東側で洪水が起きたことは知っていたが、まさか西側でも起きてしまうとは。まあ俺が知らなかっただけで、この時期の洪水は日常茶飯事のようだ。こんなことも知らずに走っていたのだ。情報収集の甘さを実感する。


 観光案内所へ行って情報を集める。Denhamへの道は閉鎖されていないようなので、次はそっちへ寄り道して様子を見ることにする。Dislerさんも「Denhamはとてもいい所だよ」と言っていた。


 ランチの後は車でNational Parkへ連れて行ってくれた。NPはとても広大で、横断するだけで60kmもある。

 Hawks Head

 川沿いまで下りていくことができる。


 またディナーにも招待された。南オーストラリアの赤ワインを飲む。とても美味しくて飲みやすい。初めて飲んだけれど、南豪のワインも有名らしい。

 
 お世話になったDiesler夫妻



 
2/20 Kalbarri 〜 Bush Camp 110km
 
 強い向かい風とアップダウンに苦しみながら漕ぐ。時速10kmほどしか出ない。それを4時間続けると昨日と同じ場所に到着する。昨日は30分で着いたのに・・・車とは便利なものだなあ。

 Route1に合流するとアップダウンはぐんと減ったので、快調に飛ばす。道路脇で休憩していると、三台の車から「大丈夫か?」と聞かれてしまった。こんな所に座っていたら声もかけたくなるか・・・でも他に休憩する場所がないのだ。

 夕方になると雨雲が空を多い始め、一気に暗くなった。雷が鳴り始めると少し心細くなる。日本ならさほど気にならないのに、不安になるのは見知らぬ土地だからか。

 結局適当なところにテントを張ってしまったが、しばらくすると晴れ間が見えてきた。やられた、もう少し走りたかったのに。

 蟻の巣。でかい。


2/21 BC 〜 Overlander 135km

 食料がないので朝食はクッキーとジャムのみ。早くBillabongに着きたいな。

 初めてWater Tankに出会う。タンクの水は冷たくて美味しかった。

 BillabongのRHでは紅茶とコーヒーが飲み放題だったので、たくさん飲んでおく。腹が減っていたので、ハンバーガー二つを軽く平らげてしまった。

 店内にはなぜかタトゥーの写真がずらり。


 水はたくさん持っていたので、Overlanderの少し手前でBCをすることにした。それにしても夕方の4時だというのにこの暑さは何なんだ。嵐でもくるのかと思っていたら、テントを張った頃から北方に雷が見え始めた。毎日どこかしらで嵐になっているな。