オーストラリアツーリング その二

2/13 RA 〜Regands Ford CP 90km

 風が強い。向かい風の中を必死に漕いで、Ginginを目指す。

 
 途中でTマークの看板を見つけ、何だろうと思ったら、カフェがあった。多分Teaのことだろう

 RHで休憩。暑くなってきたので、2時過ぎまで本を読んで休憩する。トイレで水を補給。

 ここからはRoute1を走る。路肩は思っていたよりも広くない。というか舗装されてない部分が広い。そして、路上最強の乗物RTと初の邂逅。噂通りのもの凄い風圧と爆音だ。手を振って応援してくれる人が結構いた。そうやって励まされつつ、前へ進んでいく。


 RAにテントを張ろうとしたら禁止されていたので、仕方なくCPを使う。
 周囲に明かりが全然ないので、星がとても綺麗に見える。


2/14 RF CP Badgingara CP 80km
 今日も快晴だ。


 CatabyのRHで昼食。Steak Burger を注文し「With salad?」と聞かれたので、「No」と答えたら、パン肉パンで出てきた。そういうことか。


 Darwin : Bloody Long Way!!


 12時過ぎには出発したが、これは判断ミスだった。暑すぎて全然思うように進まない。ちょくちょく休憩を挟みながら走る。

 暑すぎて漕げない


 BadgingaraのRHに到着。もう少し進む予定で、ここのCPに泊まる気はなかったが、暑すぎて誘惑にまけてしまった。体の表面が火照っていて、冷たいシャワーを浴びたかった。
 
 テントの中で寛いでいると、外で口論が始まった。どうやら女を取られたとかで、もの凄い剣幕で怒鳴っていた。怒るのは構わないけど、人のテントの前ではやめてくれ。


 パンが少しカビていた。痛むの早すぎるな。柑橘系の鼻につくような臭いがするが、持っていたジャムも柑橘系のものだったので、ちょうどいいじゃんと思い込んで食べた。他に食料を持っていなかったからだ。


2/15 Badgingara CP 〜Eneabba 90km

 照りつける太陽の下、今日も一人で荒野を走る。
 今朝、鍵を返すときに言われたことを思い出す。
「お前はクレイジーだ」
 確かにこんな事をするなんてクレイジーだよなあ、とほくそ笑んだ。


 喉が渇ききった頃にRHが現れる。ボトルの水は熱すぎて、飲んだ気がしない。この暑さの中で飲むコーラは最高だ。


 野生のカンガルーが目の前を横切っていく。写真を撮ろうと思ったけれど、すぐに見えなくなってしまった。


 EneabbaのRHでハンバーガーとジュースを買う。「日本人の冒険家ね」と言ってくれた。
 少し雑談をする。俺が聞き取れなくても、嫌な顔をせずに分かり易いように言い直してくれるのが有り難い。奥さんは日本に来たことがあるようだ。

 適当なところでBush Campをする。テントの中で食べたハンバーガーはとても美味しかった。