オーストラリア 生き物

 とりあえずいくつかご紹介



 オーストラリアで一番の人気者。本当に尋常じゃない数がいる。四六時中付きまとってきて、目鼻耳口とあらゆる穴に入ってこようとする。彼らなりの愛情表現だろうか。食事中も、食べ物より顔に群がってくるという徹底ぶりである。あまりに可愛いので、たまに食べてしまった。
 面白いことに日が暮れるとぴたっと活動を止める。そして蚊にバトンタッチするのだ。



 毒蛇や毒蜘蛛などより、一番怖いのがこいつ。今年に入って、こいつらが運ぶ新種のウイルスで、18人が死亡したと聞いた。ちょうど雨季が終わる頃で一番多い時期だったのだろうが、十や二十でなく百匹単位で追いかけられる。あの羽音は今でもトラウマ。


アブ

 こいつに刺されると痛いのですぐに分かるし、鈍いので100%殺せる。ただし蚊と違って走行中も刺してくることがあるので、結構鬱陶しい。




 オーストラリアには毒蛇が多い。しかも毒蛇の中でもエリートクラスの連中が揃っているので、噛まれたら非常に危険だ。直ちに死亡するわけじゃなくても、病院まで何百kmも離れていることだって珍しくない。まあ彼らとて好き好んで攻撃してくるわけではなく、不用意に近づいたりしなければ大丈夫(なはず)。ブッシュを歩くときや水辺では足元に注意しておくこと。
 そもそも蛇自体そんなに見かけなかったし、写真を撮ろうとしたら逃げるので、こっちが追いかけてたぐらいだ。あれは毒蛇じゃなかっただろうけど。


蜘蛛

 地図を見ようと思ってフロントバッグを開けたら、こいつがいつの間にか入り込んでいた。でかっ。こいつは毒持ってんのかな。


カンガルー(ワラビー)

 生きたやつが目の前を横切っていくこともあったが、大抵死んでいた。逃げ足が速く、野生のは写真を撮ることができなかった。肉はあまり美味しくない。


Emu
 オーストラリアの国鳥。自動車だと音に怯えて逃げてしまうが、自転車はたまに併走してくる。肉は美味しい。


Barramundi
 オーストラリアでは一般的な魚。全てオスとして産まれ、体長が85cmを超えるとメスに性転換するという。ただの変態である。最終的には1.5〜2mぐらいまで成長するようだ。


ジュゴン

 絶滅危惧種だけど、オーストラリアでは食用捕獲は一応許可されているみたいだ。旨いらしいので食べてみたいな。


Crocodile

 北部では小さめのやつが道路の上を歩いていたりする。北部で川に近寄ったりすると食われる可能性があるので、要注意。瞬間的に動くことはできても持久力はあまりないので、長期戦に持ち込めれば有利か。肉は美味しい。


Dingo

 オーストラリアの野良犬。家畜などを襲うのでばんばん殺しまくっていたら、今では絶滅危惧種になってしまった。野生のは見かけなかった。


 なんか後半食べる話ばっかりになってしまったな