オーストラリア 交通・施設

 オーストラリアの道路は基本的に片側一車線で、路肩も狭かった。そんなところを100km超の車やトラックが走っているのだが、みんなきちんと避けてくれたので、危険を感じることはなかった。日本の方がよっぽど危険だと思う。
 でも事故になれば間違いなく死ぬ。音だけでは判断しづらいこともあるので、ミラーは必ずつけておこう。


地平線
 
 オーストラリアでは毎日のように地平線を見ることができる。最初はその広大さに感動するけれど、何日も続くとさすがにうんざりしてくる。走れども走れども地平線。




FLOODWAY 

 なんのこっちゃと思ったが、文字通り「洪水するぞ」ということだった。ほとんどの川は枯れていたのに、道路の上を川が流れていたりする。



110km制限 

 郊外は110km制限だ。でもこの制限に意味はあるのだろうか。みんなアウトバーン以上にかっ飛ばしている気がする。



Road Train(RT)

 地上最強の乗り物。時には家を運んでいることもある。その風圧は凄まじく、油断していたら巻き込まれてミンチになってしまう。対向車線から来た場合、後方から来る車の音は掻き消されてしまうので、必ずミラーをチェックすること。
 たまに小石などを飛ばして攻撃してくるが、防衛手段はない。当たるとかなり痛い。制動距離は1kmもあるらしい。1kmって



Water Tank

 ひとたび郊外に出れば水道などというものは存在しない。そこでこのタンクに雨水などを溜めておき、ここから飲んでいいよということ。たくさんあるのかと思いきや、一つしか見つけられなかった。昔はもっとあったようだが、ほとんど撤去されてしまったらしい。



Rest Area(RA)

 休憩所、とは言っても大抵ベンチがあるだけ。屋根付きベンチがあればラッキーで、ただのベンチも多い。この時期に屋根無しベンチに座っていたら焼肉になってしまうので、見つけてもあまり嬉しくないこともある。
 キャンプが許可されている所といない所があるが、気にせずに張っていた。どうせ誰も来てくれないのだ。



Road House(RH)

 地上の楽園。ガソリンスタンドとレストラン、コンビニが併設されたもの。場所によりけりだけど、食パンすら置いていないような所も多い。ジュース、お菓子そしてハンバーガーはどこでも買うことができる。
 50kmごとぐらいにあるかなと期待していたが、100km以上の距離があることも珍しくなかった。特にSand Fire RHから Roebuck RHまでは290kmもの区間何も存在せず、水を20ℓも運ばなければならなかった。後になってここがオーストラリアで一番何もない区間だと知った。夏にここを走れたのだから、もう補給で苦労することはほとんどないだろうな。



Caravan Park(CP)

 日本でいうオートキャンプ場。平均$15〜25(1300〜2100円)と高額だが、水の確保はここでしかできないので、致し方ない。シャワー、トイレ、キッチンぐらいはどこにでもある。町の近くは料金が高めだった。



Road Kill

 オーストラリアでは動物が飛び出してくることは珍しくなく(特に夜間)、当然避けられるわけもないので、そこら中に死骸が転がっている。この写真は綺麗な方で、ほとんど白骨化したり腐敗したり焼肉になっていたりする。あの肉が焼ける音はなかなか嫌なものだ。
 ほとんどカンガルーだけど蛇や蛙、牛の死骸まである。牛はグロテスクだった。