オーストラリア西海岸縦断

 最後の最後で色々とトラブルがあったけれど、四月二日に無事帰国しました。
 記録を書くのはけっこう時間がかかりそうなので、まず総括から

 行程 Perth〜Broome + Darwin
 走行距離 3250km
 総出費 $3200(27万円)+チケット代16万円 色々あって完全に予算オーバー
 
 本当はDarwinまで走るつもりだったけれど、サイクロンの影響で道路が破壊されてしまい、一ヶ月ぐらいは開かないだろうと言われたのでBroomeから飛行機を使った。雨季なのは承知していたけれど、今年は特に雨とサイクロンが多かったみたいだ。



 悪かった点
・ 洪水が多い
頻繁に道路が閉鎖されていた。ここまで簡単に閉鎖されるものだとは思っていなかった。まあ最後意外は特に影響は受けなかったけど。

・ 物価が高い 
町のスーパーでは日本より少し高い程度だが、郊外では2〜3倍に跳ね上がる。物流が悪すぎるせい?一番高くて水1.5ℓが$7.00(600円)もした。日本がデフレだから余計に高く感じてしまう。

・ 水が不味い
キャンプ場の水はどこも基本的に不味い。でもそれ以外に選択肢はない。薄めるタイプのスポーツドリンクや浄水器があればだいぶ飲みやすくなる。

・ 蝿、蚊が多い
昼間は大量の蝿、日が暮れれば大量の蚊にまとわりつかれる。特に蚊は要注意。奴らは飢えているし、どんな病気を持っているか分からない。よく病気にならないなあと思うぐらい刺されまくった。日が暮れたら長袖長ズボンが必須。


 良かった点
・ 治安が良い
南部の治安はとてもいい。Carnarvonより北の町はアボリジニが増えて、明らかに雰囲気が悪くなる。実際BroomeとDarwinで盗難にあった。夜に出歩いたりすると酔っ払ったアボリジニに必ず絡まれるので、一人では出歩かないようにすること。

・ 坂がない
西オーストラリアはびっくりするぐらいに平らだ。もっと涼しい時期なら、一日150kmぐらいは楽勝で漕げるだろう。

・ みんな親切だ
これが一番良かったところ。オーストラリアの人々は住民も旅行者もとても親切だった。手を振ったり、クラクションを鳴らして応援してくれたり、道端で休憩していると「大丈夫か?」と声をかけてくれる。水や食料を頂くこともあったし、食事に招待してくれる人もいた。

オーストラリアは広大で本当に何もない。もし何かあれば、助けを求めるのに躊躇をする必要はまったくない。必ず誰かが助けてくれる。もちろん最初からそれをあてにしていいわけではないが。