富士山 世界遺産登録

 富士山が世界遺産に登録された。これでより一層ゴミ山に近づくだろうな。


 そもそも世界遺産に登録される利点はどこにあるのだろう。表向きは「保護・保全」を目的としているようだけど、世界遺産だから大事にするなんてのはおかしな話だ。本当に大事なら世界遺産であるかどうかは関係ないはずだ。だから世界遺産に登録してもらうためにアピールするというのも意味が分からない。結局は金儲けがしたいだけ。短絡的な金儲けのために富士山はゴミ山になって終わるだろう。


 ニュースでこれだけ騒いでいれば観光客が増加することは間違いない。現状でも人であふれかえっているのにこれ以上増えたらどうなるんのか。そのうち将棋倒しみたいな事故が起きてもおかしくなさそう。夏には絶対行きたくない。


 この前のナショナルジオグラフィックで、エベレストの記事があった。エベレストも昔に比べて登りやすくなって、登山者がかなり増えている。夜明け前の頂上付近の写真が載っているが、これがすごい。ヘッドランプの光の帯ができている。
 登山者が増えたおかげで、ゴミのポイ捨てや、実力不足なのにガイド任せで登って事故を起こすとかいう問題が増えているようだ。ネパール政府は、入山料でガッポガッポなので、登山者数を制限する気はない。
 そんな気の滅入るような記事だけど、最後の文はなかなか面白い。


 There will always be people who want to climb the world's tallest peak, because there's more to being on Everest than getting hemmed in by crowds or confronted by heaps of trash.


 高い山には人を惹きつける何かがあるのだろう。