自転車カナダ横断 Calgary〜Winnipeg編 その六
予報では午前中は追い風になっていたので、距離を稼いでおこうと思い早めに出発した。が、なぜか風が正面から吹いてくる。しかもけっこう強い。これからもずっと天気予報には騙されることになる。追い風の予報でも向かい風に、向かい風の予報だと向かい風になる。この区間は風との戦いである。
今日はIndian Headまで行く予定だったが、早々に諦めた。
昼過ぎになってようやくReginaに到着。余談だが、Reginaを「リジャイナ」と読むのがどうも納得いかない。「レジーナ」だろ。
Hyw1は町の中心部を巻くように走っているので、都合がよかった。買出しは郊外のショッピングセンターで十分に可能だった。アウトドアショップがあったので、韓国製のよく分からないガス缶を買った。この手のガス缶のヘッドは基本的にどれも一緒である。メーカーは推奨していないけど、違うメーカーのガスヘッドでも使える。
早めにキャンプ場へ行き、テントを立てる。時間があったので、洗濯をした。こっちへ来てから初だ。ズボンがかなりゴワゴワになっていたが、洗ったら笑えるぐらいしなやかになった。もっと洗濯したほうがいいかもしれない。
8/22 Regina〜Grenfell 115km
Indian Headのレストランで休憩する。レシートを見ると時計が一時間進んでいた。カナダは東西に長いので、国内時差がある。一番西と東で四時間くらい差があるはずだ。それにしてもいったいどこで進んだのか。
途中のGsでレシートを見ると、また一時間戻っていた。いったいどうなっているんだ。まあそのうち進むことは間違いないので、とりあえず時計は進めたままにしておく。
Grenfellのキャンプ場はブログで見たのと二倍ほど値段が違っていた。安いと思ってきたのになあ。
夜中。窓の外は雷光でまるで昼間のように明るい。雷鳴もひっきりなしに轟いている。某匿名掲示板でも祭りになっていた。すごい嵐だ。避雷針が破壊されたりして、日本全国で大変なことになっているらしい。今日はキャンプじゃなくてよかった、と思ったあたりで目が覚めた。夢か。でも嵐は夢じゃなかった。
ずーーーっとピカピカゴロゴロしている。よくこんなうるさいなか眠っていたな、とわれながら関心する。そういえば夢の中では耳を塞いでのた打ち回ってた気がする。どうせなら嵐が過ぎるまで寝ていてくれればいいのに。もう怖くて眠れなくなってしまった。