西丹沢縦走 11/12〜13

西丹沢の高指山から畦ヶ丸までを縦走。一年生の女の子二人を連れての「両手に花」山行。

12日
 始発の電車で富士山駅へ向かう。コースタイムもそんなに長くないので、朝発でも十分だろうと油断していた。10時発のバスに乗り込み、平野へ。バスの本数が極端に少なく、登山にちょうどよい時間のバスがない。

 平野からどちらへ向かえばいいのか今いち分かり辛い。信号のある交差点のほうから歩いてみたが、途中で間違いに気づき、引き返した。正しいのは一本隣の交差点だった。
 しばらく歩くと高指山の標識があり、ほっと胸をなでおろす。もう少しバス停の近くにあればいいのに・・・

 結局登山口に着いたのは12時ちょっと前になってしまった。ガスも出てきて、少し危ないかな、と思った。気を取り直して登り始める。山腹はススキが綺麗だ。

 高指山山頂に到着。ここから見える富士山は絶景らしいが、見事に富士山を覆い隠すようなガスがかかっていた。このコースで展望が期待できるのはここぐらいだったので、残念だった。ちょっと休憩して出発。

 背丈ぐらいの笹薮あり、倒木ありで、少し歩きづらい。東海道自然歩道はもっと整備されているのかと思っていた。まあ、この辺を歩く人は少ないのだろう。

 懸念していた通り、ブナノ丸の辺りで日が暮れてしまった。ここからはヘッドランプを着けて行動する。思わぬナイトハイクとなってしまった。小雨も降っていたし、慣れてない二人は大変だっただろうが、いいトレーニングになったと思う。

 18:20に避難小屋到着。誰もいないだろうと思っていたが、小屋は人でいっぱいだった。一応ツェルトを持ってきてはいたが、やはりテントも持ってくるべきだったか。まあ今更嘆いても仕方ないのだが・・・

 夕飯は豆乳鍋(別名『美人鍋』)だった。今回は美人化山行でもある。チータラを肴に酒を呑む。22:00頃に、床にマットを敷いて就寝。

 夜半は月が綺麗だった。この日は十六夜である。

13日
 5:00起床。今日は晴れている。朝焼けが綺麗だ。

 読図を教えながら、淡々と歩いていく。展望はまったくなし。昼頃にすれ違ったパーティに、今朝は富士山が綺麗だったね、と言われたが、あの人達はどこから見たのだろうか。

 畦ヶ丸も深い木々に覆われていて、展望はあまりよくない。避難小屋にはストーブが設置されていた。ここからは下るのみ。温泉に入るため、中川温泉を目指して下る。

 中川温泉はいい温泉だった。下山後に膝が痛くなり、階段を下りるのも一苦労だった。歩き方が悪いのだろうか・・・途中に水場がないので、水を大量に担いでいったのも一因だと思われる。